Journey #002

Syncsに加わってみて 

こんにちは。Syncsメンバーの髙橋です。

SyncsのJourneyに、僕からも少しずつ書き足していきたいと思いながら、何をテーマにするか悩んでいました。

そこでまずは、僕とSyncsのなれそめからお話ししてみようと思います。

覚えている場面をたどりながら、今、僕がSyncsに感じていることを書いてみます。

僕はファッションの学校に通っていたこともあり、以前からSyncsのInstagramをフォローしていました。「いいブランドだな」と思いながら見ていたところ、ある日、メンバー募集の投稿が流れてきました。

その募集要項で、一番面白かったのが「ちゃんと職業を持っている人」という条件です。

なんだそりゃ、と。

普通、メンバー募集にそういうことは書かない気がします。「ここには面白い人たちがいるんじゃないか」と、妙にワクワクしたのを覚えています。

その後、オンラインで面談の時間を調整していただきまして。画面越しに現れたのは、真っ暗な車の中にいる、デザイナーでありファウンダーでもあるなおしさん。

「どんなところから面接しているんだよ!」と思いつつ、そこも含めて、これからどんどん動いていこうとする勢いを感じました。いい意味で整いきっていないからこその、始まりのような空気がそこにはありました。

また初めて対面で会ったときに印象的だったのは、メンバーの皆さんのウェルカム度合い。動き方や所作、話し方や話す内容に触れて、ああ、Syncsのバイブスいいなと感じたのを覚えています。

言葉で説明するよりも先に、オープンな雰囲気や、それぞれのメンバーの佇まいから伝わってくるものがある。Syncsは、こういう空気感を大切にしているんだな、と感じたんです。

そこからは、「じゃ、また来てね」的な、ゆるやかな流れで関わりが始まりました。何か明確な境界線を越えたというより、何度か顔を合わせながら、少しずつ仲間になっていった感覚です。

Syncsには、いい意味で、過度に気負ったところがないです。強く売り込もうとするよりも、きちんといいものをつくり、価値のあるものを届けようとする気持ちが、チームのなかにはある。

何かアイデアを出すと、まず「いいね」と受け止めてくれる。一方で、微妙だと思えば、そう伝え合うこともできる。そんな、肯定することと、率直であることが、自然に両立しているんです。

誰か一人がすべてを決めるのではなく、それぞれが考え、動いている。そんなフラットで、自立分散的な関わり方が、僕は好きです。

すみません、後半ラブレターになってしまいました。話を戻すと。

さて、これまでSyncsでは、オーガニックコットンを使った、土に還る服づくりに取り組んできました。

ただし、型紙に沿って布を裁断する過程では、使いきれずに余る布が生まれます。僕らにとっては服そのものだけでなく、その布をどうするかも、考えていくことが重要だと思っています。

なので、今、僕らが取り組んでいるのは、そうした残布を使ったアーティストとのコラボレーションや、少し変わった展示、クリエイターとの協働です。

余った布を、そのまま行き場のないものにせず、新しい表現や営みにつなげていく。「旅するSyncs」というテーマのもと、ちょうど取り組んでいるところです。

服が完成したところで終わるのではなく、そこから生まれる素材や、人との関係にも、次の行き先をつくっていく。そんな試みだと、僕は捉えています。

Syncsは、組織でありながら、あまり「組織らしさ」を感じさせません。

それぞれが自由で、それぞれの哲学を持っています。近づいたり、少し離れたりしながら、ゆるやかにつながっている。僕には、豊かなコミュニティのようにも見えます。

少し感覚的な話ですが、こうしたあり方は、生態系と重なる気がしています。

すべてを管理しようとせず、流れに任せる部分がある。一方で、必要なところには手を入れる。そのバランスを、関わる人たちの間で探り続けているように感じるんです。

生態系を真似することを意図しているのかはわかりません。ただ、僕から見ると、Syncsのやり方には、そうした自然な関係のつくり方があります。

それが、とてもかっこいいと思っています。

Syncsの面白さは、服やチームのあり方だけでなく、買い方の仕組みにもあります。

大量につくり、大量に買い、消費していく。今では当たり前になっているその流れに対して、「循環購入」という仕組みを取り入れ、別の選択肢をつくろうとしています。

大げさに言えば、僕には、現在の資本主義のあり方に対するアンチテーゼのようにも感じられます。

でも、その思想を強く押し出したり、相手に押しつけたりはしません。服や仕組み、日々の活動のなかに、さりげなく織り込んでいる。その姿勢に、Syncsらしい味わいがあると思います。

結局、本件、何が言いたいかというと、僕はSyncsというブランドが大好きです。

関わってくださるお客さんも、一緒に活動するチームも、大好きです。だから、このブランドがなくならず、続いていってほしいと日々思っています。

あれ、またSyncsへのラブレターになってしまった。